めろろって誰

140文字じゃ、足りないことを。

トモダチ

ほんの1年ほど前まで、定期的に会い、どちらからともなく毎日用もないのにダラダラと連絡を取り続けていた友達がいた。彼女とわたしは好きな音楽をシェアしたり、オシャレなカフェに行ったり、たくさんの時間を共有していた。お互いの恋愛のことは全て話していた。彼女はわたしを「親友」と言っていたし、わたしもそう思っていた。

 

時は流れ、わたしと彼女はいつしか疎遠になっていた。原因はなんだろう。明確には思いつかないが、強いていうなら環境の変化だろうか。2019年の半ばから2020年にかけて、お互いを取り巻く環境が、住む場所が、恋人が、大きく変わった。そうしたら何故か、話していても楽しくなくなり、彼女もそう感じたのだろう。私たちは自然に連絡を取らなくなっていき、遊ぶ約束をすることもなくなったのだ。

 

ではいったい、お互いを親友と思い込んでいたあの数年間はなんだったんだろう。きっと私たちの間にあったのはあまりにも脆く、表面的な友情だったのだ。本当は性格も考え方も全く合わないのに、私たちは親友ごっこをしていたのだ。環境の変化で終わる友情・・・所詮その程度だったと思うと、それをわざわざ修復しようという気も湧かない。

 

わたしたちは今後、共通の友達の結婚式や葬式でもない限り、2度と会うことはないと思う。嫌いになったわけじゃない。でも、今では彼女が生きていようが死んでいようが正直なにも感じない。

 

あんなに一緒にいたのに。お互いのことは全て知っていたのに。今仲良くしている友達とも、環境が変われば疎遠になるのか、といわれるとそうは思わない。彼女が特例だったのだ。

 

この文章には「のだ」が多い。

ハム太郎か?野田といえば、何度見てもわたしにはマジカルラブリーの面白さがわからない。

価値観は色々、まあきっと、そういうことだ。